今回は水周りでも『キッチン(シンク)』に焦点を当てて書いていきますね。
同じキッチン内でも『レンジフード』や『ガスコンロ』に関しては、前に投稿した記事『五徳って何?ガスコンロのコゲつき汚れがしつこい!どうする?ハウスクリーニング。』に書いてあります。http://t-success.info/what-gotoku-gas-stove-housecreaning/
また、同じ水周りでも、トイレに関しては『トイレの匂いは元から絶たなきゃダメ!どこまで出来る?ハウスクリーニング』に詳しく書いてありますので、そちらを見て頂ければ嬉しいです。
http://t-success.info/toilet-nioi-dokomade-housecleaning/
キッチンの水周り部分の分類
まず初めに、キッチンの水周りに関係ある場所を確認してみましょう。
- 1.キッチンのシンク本体
- 2.排水溝
- 3.キッチンのタイル
今回はキッチン水周り部分を上記3つに分けて説明致します。
キッチンの水周り各部位の汚れ
それでは、キッチンの水周りに現れる汚れを各部位ごとに見ていきましょう。
1.キッチン(シンク本体)の汚れ
同じキッチンでもレンジフードやガスコンロは油系汚れが主体ですが、キッチン(シンク本体)は水垢汚れも加わります。
食後にいつもサッと洗いしてて綺麗なはずなのに、気付くとキッチンのシンクに白いものが浮いてきて、触るとザラザラしてて、アレ、落ちない・・・あなたも身に覚えありませんか?
この白くてざらついた汚れの正体は水垢です。この水垢は蛇口にも良くついてたりします。
水垢は水の中にある『ミネラル』と呼ばれているカルシウムやマグネシウム分などが、水分蒸発後に残って付着したものです。
水周りには必ずといっていいほど現れる『水垢』は放っとくと、蓄積されて、こびりつき、頑固で落ちにくい汚れとなります。
また、キッチンは食材(肉・魚・野菜 等)の残骸や・麺類・野菜を茹でたお湯・また食べ残しのものや飲み残し汁など、あらゆるものが、キッチンのシンクに捨てられ、洗い物食器などが、積み重ねられたりする場所です。
なので、そういった油系汚れも溜まります。
キッチン(シンク)は水垢と油系の異なった汚れが存在する場所なので、2つの汚れが重なったりして余計落ちにくい汚れになっている場合もあります。
キッチン(排水溝)の汚れ
食材の残骸などが溜まりやすいキッチンの排水溝はすぐにヌメッてきます。これは雑菌かカビです。
まあ、水周りで水分が多い上に、食品の残骸や飲み残し汁など栄養がタップリある訳ですからね、繁殖力旺盛な菌類はたちまち、占拠します。恐るべし菌類!
彼ら菌類は生き残るためには容赦しません。放っておくと、排水管が詰まり、悪臭も漂ってきます。
また、キッチンの排水溝に現れる汚れとしては他に、食品や残った汁などの液体や油汚れがあります。
キッチン(タイル)の汚れ
キッチン(タイル)の汚れは料理の油汚れが飛んで放置される場合が多く、結構こびり付いていたりします。
あと、キッチン(タイル)の目地は油汚れとともに、カビが繁殖して、黒ずんできたりします。
キッチン水周り各部位の汚れの落とし方
キッチンの水周りに現れる汚れを各部位ごとに把握したところで、それぞれ異なる汚れをどの様に落とす(ハウスクリーニングする)か、お教えいたします。(実行の際はあくまで自己責任でお願い致します。)
キッチン(シンク)汚れの落とし方
キッチン(シンク)は先ほど検証した様に、
- 1.水垢汚れ
- 2.油系汚れ
上記2の汚れが混在しているので、まずは中性洗剤で油汚れを落とします。それでも落ちない場合は、アルカリ性洗剤で落とします。あなたが自分でハウスクリーニングするならば、重曹やセスキ炭酸ソーダなどが良いと思います。
油汚れを落としても、シンク内になんか曇った様なくすみが残ってたら、水垢の可能性大です。
先ほどのアルカリ性洗剤を水でよーく洗い流してから、水垢汚れを酸性洗剤で落とします。あなたが自分でハウスクリーニングするならば、クエン酸が良いでしょう。
キッチンのシンクはステンレスが多いと思いますが、クエン酸は酸性なので、漬けたまま放置すると腐食するかもしれません。使用したら、よーく洗い流しましょうね。
余談ですが、酸性のものとキッチンハイターみたいな塩素系漂白剤(アルカリ性)とは死んでも混ぜてはいけません!もし混ぜたら、有毒ガスが発生して、場合によっては本当に死にます。クエン酸って疲れとるのに飲んだことあるし、安全だから・・・と思う人がいるかも知れませんが、クエン酸も例外ではありません。お酢やクエン酸も塩素系漂白剤と混ぜると超危険なのでご注意を!
キッチン(排水溝)汚れの落とし方
水周りキッチンの排水溝の汚れは菌類が主なのでキッチンハイターなど塩素系漂白剤を吹き付けて、歯ブラシでこすれば、たいてい綺麗になって匂いもなくなります。
でも、上記写真のように各パーツにバラして、それぞれクリーニングしなければ効果半減なので、面倒臭がらずにやりましょう~。
注意しなければいけないのは、
1.私の記事『トイレの匂いは元から絶たなきゃダメ!どこまで出来る?ハウスクリーニング』にも書いていますが、排水溝のトラップに水(封水)をいれておかないと下水道の匂いがあなたの部屋に入ってくるので必ずトラップに水を入れること。http://t-success.info/toilet-nioi-dokomade-housecleaning/
2.キッチンハイターなど、塩素系漂白剤は水以外のものを絶対に混ぜないこと。また他の洗剤と混じらない様に、使用する前と後に、水で良く洗い流すこと。
3.塩素系漂白剤はステンレスを腐食させる作用もあるので、そういった意味でも使用後はよく洗い流すこと。
の3点です。
上記3点を必ず守り、自己責任の上、実行してください。
キッチン(タイル)汚れの落とし方
キッチン(タイル)にこびり付いている油はシンク同様、中性洗剤かアルカリ性洗剤で洗浄します。
キッチン(タイル)の目地に付いたカビはキッチン・ハイター等、塩素系漂白剤で落とします。
キッチン(タイル)の目地材は、たいていホワイト・セメントが使われており、ホワイト・セメントはアルカリ性なので、同じアルカリ性のキッチン・ハイター(塩素系漂白剤)では、そんなにダメージが無い様です。ただ、ブラシで強くこすると、削れて痩せてくるので注意が必要です。
また、シンクは他の洗剤と混ざる可能性が高い場所です。塩素系漂白剤は他の薬品と混じると大変危険ですので、必ず水で良く洗い流してください。
あと、酸性洗剤だと、化学反応で目地は溶け出して剥がれる(接着力が弱くなる)恐れもあるので、使用は控えましょう。
以上、水周り(キッチン)のハウスクリーニング方法を提案致しましたが、あなたが自分でハウスクリーニングを実行する場合、自己責任にてお願い致します。
水周り(キッチン)のハウスクリーニング・・・終わりに
今回は水周りでもキッチンに絞って、汚れの種類とハウスクリーニングの方法を記しましたが、如何でしたでしょうか。
キッチンって、食べ物を直接扱うところだから、常に清潔に綺麗にしておきたいですよね。
キッチンだけにキッチンとね!
それでは、
あなたと最も密接なつながりのある大切なお部屋が感動と幸せをもたらす素敵な場所となるために・・・
上記方法を試してみてはいかがでしょうか。